VW UP! 車検でのご入庫
今回は、新車から3年の初回車検となります、走行距離は4万kmです。
まずは、エンジンの補器類を回すドライブベルトです。
ご覧の様に劣化によりひびが発生しています。
次はバッテリーです、バッテリー診断機を使って測定するとご覧の様に要交換と診断されました。
かつて、バッテリー診断は電圧測定とバッテリに負荷を掛けての電圧降下を測定していましたが、この方法では正確にバッテリーの良否を判断できませんでした。
現代のバッテリー診断機はバッテリー内部の容量を測定することが出来て、見せかけの電圧に惑わされることなくバッテリーの性能を正確に診断することが出来るようになりました。
※古い携帯電話は、充電してすぐに電池が無くなってしまうと思います、電圧は上がっても実際の容量が無いから起こる現象です。
バッテリーの寿命は、3年過ぎたあたりから急激にダウンします。小さいバッテリーほど顕著に現れます。
UP!に搭載されているバッテリーは欧州車の中では一番小さなサイズですので早くに寿命が訪れたようです。
その他に、エンジンオイル・ブレーキフルード等油脂類の交換を行いました。
また、エアコンフィルターもかなり汚れていましたので交換です。
エアコンフィルターは1年毎のお取替えです。放っておくとカビが生えて体にも毒になります。
最後にメーターに表示された点検時期表示(サービスインスペクション)をリセットして作業終了です。
コンパクトカーは、各種 使用しているパーツもギリギリのサイズを搭載していたり、車両の負担が大きく寿命も短いので定期的な点検を行い交換時期を見逃さないように注意する必要があります。
今回は欧州のコンパクトカーですが、日本の軽自動車でも同様な注意は必要です。