栃木県宇都宮市の整備工場
TEL 028-656-2588
月〜金 9:00 - 18:00 , 土・第2日曜 10:00 - 18:00

ご注意

ブログ内の整備・修理等各記事の作業内容や作業方法のご質問にはお答えできません。 また、作業料金についても車両を当社まで入庫いただき、実際に見させていただいてからのお見積りとなります。 概算の金額についても電話やメールではお答えできませんので、あらかじめご了承ください。

故障修理・整備 トヨタ

トヨタ ランドクルーザー(60系)エンジン不調

トヨタ ランドクルーザー(FJ60V)のご入庫

”エンジンの調子がなんだかおかしい”とのご依頼です。

確かに入庫時は、ラフアイドルでエンジンがブルブル震えていますし、アクセルを煽ると息つきもしてエンストも発生します。

昭和56年式のこちらのお車、2F型ガソリンエンジン4230ccでキャブレーター車

キャブレーターの調整が悪いのかと調整を繰り返しますが、どうもよい調整域に入りません。

キャブレーターは恐らく当時のままでガソリンのにじみなどが酷いです。

それにフロート室と呼ばれるガソリンの溜まる部分ののぞき窓が汚れてしまいフロートレベルも全く分からない状態です。

キャブレーターのフロートレベルは、すべての調整の基準になるため正しいことが調整するうえでの大前提なのです。

そこで、お客様と相談してキャブレーターをオーバーホールする事にしました。

キャブレーター内部にはゴムパーツも使用されているため当然経年劣化も起こりますし、摺動部分や回転部分もありますので摩耗により空気を吸い込んでしまい調子を悪くするなんてこともよくあります。

キャブレーター屋さんにオーバーホールを依頼しましたが、
・フロート室にガソリンを導くニードルの摩耗
・加速ポンプのガソリン漏れ
・セカンダリポート開閉用ダイヤフラムの破れ
 等、調子の悪い部分が多々ありました。

オーバーホール後は覗き窓も綺麗なので、フロートレベルも正常であることが確認できます。

 

ミクスチャーを調整して不具合は解消しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

36年前の車両ですので、手を掛けてあげなければならないところも多々ありますが、構造がシンプルなため一度手を掛けて直してしまえばその後は元気に走り続けてくれます。

昨今のエンジンはコンピュータ制御になったためキャブレーターは使わなくなり、このような調整作業は無くなってしまいました。

たしかにメンテナンスフリーで乗りっぱなしが出来るようになりましたが、全てが自動調整になってしまうと何とも味気ないものです。

調整やオーバーホールで調子を取り戻してくれると、機械なのに何か温かみを感じるものです。

栃木県宇都宮市の整備工場月〜金 9:00 - 18:00 , 土・第2日曜 10:00 - 18:00

MASUTAKAブログ最新情報

メルセデスベンツ A180(W169) CVTエレクトロユニット故障

メルセデスベンツ A180(W169)のご入庫 トランスミッションエラーが出て変速しなくなってしまうとの事。 診断機にて故障コードを読み出すと。 ・0793 セカンダリスピードセンサー  スピードシグナル使用できず ・0722 アウトップトスピードセンサー スピードシグナル使用できず ・0896 CVTの許容されていない低速への変速 を検出しました。 このモデルもかなり年数が経ってしまいましたが定番の基盤故障での故障コードと一致します。 エレクトロユニットを取り外して基板修理をできる業者様に送り修理依頼を ...

続きを見る

VW TTクーペ(8J)ヘッドライト光量が出ない

VW TTクーペ(8J)車検でのご入庫 灯火類の点検 一件何の問題なさそうですがBVGFTRBBBBBBBBBBBGFTR76大きな問題が潜んでいます。 それはヘッドライトの光量です。 左のヘッドライトの光軸調整の上、光量測定を行いますがこちらは全く問題なし。   しかし右側は測定が出来ないほど光量が低いです。 肉眼で見比べると何となく右側が暗い感じがしますが実際に測定すると左の1/3ほどしか光量が出ていませんのでこのままでは保安基準不適合です。 このヘッドライトはキセノン(HID)タイプのプロ ...

続きを見る

ミツビシ パジェロミニ(H56A)ブレーキペダルが重い

ミツビシ  パジェロミニ(H56A)のご入庫 ブレーキペダルが重くてかなり強く踏まないと止まらないのと、ブレーキを踏むとエンジン回転が上昇するとの事。 ブレーキペダルにはマスターバックと呼ばれる倍力装置が装着されており軽い踏力で強くブレーキが効くようになっています。 このマスターバックが壊れると倍力装置が働いていないわけですからかなり強く踏み込まない限りブレーキは効かず車両を止めるのは難しくなります。 次にブレーキを踏むとエンジン回転が上昇するという不具合ですが、これもマスターバックの故障に起因します。 ...

続きを見る

-故障修理・整備, トヨタ

S