栃木県宇都宮市の整備工場
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故障修理・整備 トヨタ

トヨタ シエンタ アイドリング低下

先日、スターターモーター不調でご入庫の、トヨタ シエンタ。

お客様は、スタータモーターの不具合を指摘なさっていましたが、私は他にも気になる点がありました。

それは、アイドリングが低すぎてたまにストールしそうになっていることでした。

アイドリング回転数がわずか540回転ほどしかありません。

エンジンは今にも止まりそうです。

この車のアイドリングは600回転が目標値ですのでかなり下回っています。

 

しかし、最近の車はアイドリングの調整はコンピューターで行っているため、回転を任意に上げることは出来ません。なぜ、回転が低くなってしまったのでしょう?

原因はここにあります。

IMG_20151110_083758

これはスロットルバルブです。アクセルペダルを踏み込むと真ん中の金色の円盤が開きエンジンに多くの空気を送り込みエンジン回転を上げる仕組みになっています。

アイドリングのときはこのように閉じていますが円盤のふちのわずかな隙間から空気がエンジンに流れ込みアイドリングをします。

しかし、写真のように円盤のフチが黒く汚れてくると隙間が汚れで狭まり空気の流れが悪くなりアイドリングが低下していきます。

そこでコンピュータは円盤を少しだけ開けて隙間を広げて目標回転数600回転になるようにアイドリング調整を勝手にするようにプログラムをされています。(学習制御)

最近の車はこのように大変賢いんです!!

では、なぜ今回シエンタは回転が落ちてしまったのでしょう?

それは、賢いコンピューターにも限度があるということです。

汚れて空気の流れが悪くなる    ←

     ↓             

スロットルバルブ(円盤)を開ける  ↑

     ↓             

目標回転数になる    →   → 

そこで、

目標回転数にするため円盤を開けるようにするにも限度がありそれ以上汚れてしまった場合 今回のように制御オーバーで円盤をそれ以上開けることが出来ずアイドリングが下がってしまうという現象が現れます。

 

IMG_20151110_083925

スロットルバルブを洗浄して汚れを落とします。

IMG_20151110_084314

このようにきれいになった状態でエンジンを掛けるとどのようになるでしょう?

さっきまで540回転しかなかったアイドリングが900回転以上もあります。

と、言うことは400回転近くアイドリングのずれをコンピューターは補正していたということになります。

しばらく、アイドリングを続けているとコンピューターは調整をして600回転になるようにします。

自動車メーカーによっては、学習値をリセットしなければならないものもあります。

 

毎日運転しているとなかなか気がつかないのですがこのような部分の清掃も大変重要です。

今回のシエンタも制御オーバーになっていましたので今後ほっておけばエンストを起したりしていたでしょう。

このような症状を感じた方、すぐに点検を受けて下さいね。

 

 

 

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