栃木県宇都宮市の整備工場
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ブログ内の整備・修理等各記事の作業内容や作業方法のご質問にはお答えできません。 また、作業料金についても車両を当社まで入庫いただき、実際に見させていただいてからのお見積りとなります。 概算の金額についても電話やメールではお答えできませんので、あらかじめご了承ください。

故障修理・整備

オイルドレン正規の取り付け方とは?

 こんにちは増高自動車です。

早速ですが、こちらエンジンのドレンボルトといいまして、エンジンオイルを抜く為に一番下についていて栓の役目をしています。

当然ちゃんと締まっていないとエンジンオイルが漏れ出します。
茶色い輪っこのところに黒いものが付着してますね。これは液体ガスケットというもので、隙間に塗り漏れを防ぐ為に使用します。

しかしっ!!!ドレンボルトに液体ガスケットは使用しません!! 

本来、このドレンは金属ワッシャーをかませてワッシャーが変形することで隙間を埋め漏れなくしているからです。

こちらはニッサンで使用しているドレンワッシャーです。銅製で締め付けるとつぶれて隙間を埋めます。

他のメーカでも、アルミやノンアスベストのワッシャーを使っています。
材質が違ってもつぶれて隙間を埋めるという役目は同じです。


ボルトに取り付けた状態。

一度締め付けるとつぶれてしまうので、外すたびに交換しなければなりません。

はじめに出てきた液体パッキンを塗ったものは、本来の取付方法ではありません。

隙間を埋め漏れを防ぐという意味では液体パッキンはよく使用します。

しかし、使用方法を間違えると、かえって漏れたり、はみ出た液体パッキンのかすが機械に不具合を起すことがあります。
 

今回のお車は、前回格安車検を受けた車輌です。

どこで、点検を受けてもしっかりした状態で、お客様に引き渡してもらいたいものです。

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