VW ゴルフ6 車検でのご入庫
1.2LターボのCBZユニット搭載です。
点検をしてみるとエンジンからオイル漏れが酷いです。
原因はこちら
これはオイルセパレーターという部品です。
エンジンブロックのブローバイガス(シリンダーから吹き抜けたガス)にはエンジンオイルもミスト状になってガスに混入しているため、このセパレーターでオイルだけを分けてオイルパンに戻す役目をします。
しかしこのセパレーターはブロックに液状ガスケットのシールで取り付けられているのですが、そのシールがダメになったことでオイルが漏れだしてしまいました。
セパレーターにはワンウェイのバルブが付いていて逆流を防いでいます。
ブロックも綺麗にして新しくシールをし直して終了です。
樹脂製の部品は場合によって歪みや亀裂が発生することがありその場合は交換が必要ですが今回はまだ再使用することが出来ました。
昨今のエンジン部品は、樹脂パーツが使用されていたりシール方法も液状パッキンが多用されるようになりました。
始めはよいのですが経年的に劣化が進むと今回のような不具合が起こりやすくなりますので注意が必要です。