ホンダ モビリオスパイクのご入庫
ご自身で取り付けた電圧計が16Vを指すときがあり、その時はエンジンの調子もおかしいとの事。
これは危険な兆候ですのですぐに診させていただきます。
このようなメーターをご自身で取り付けていますが、電圧計の数値が高い時があるそうです。
社外のこのようなメーターは粗悪なものもあるので実際の発生電圧はサーキットテスターを使用して測ります。
エンジン回転を上げると電圧が16ボルト以上になりました!
これはボルテージレギュレータが電圧制御できなくなってしまっている状態でこのまま使用すると他の制御ユニットを壊したり最悪は車両火災に繋がってしまいます。
一般的に乗用車は12ボルト制御と呼ばれていますが、実際には13~14ボルトほどでコントロールされているのが正常な状態ですので、16ボルトというのはかなりの過充電ということになります。
※最近の車両では15ボルト台で制御されているものもあります。
この車両のボルテージレギュレーターはオルタネーターと一体になっているのでリビルトのオルタネーターアッセンブリーで交換します。
交換後は13ボルト前後で安定して出力するようになりました。
16ボルトの時にエンジンの調子がおかしかったとの事ですが恐らく高電圧で電子制御系統で何かエラーが起きていたため起こったものと思われます。
現代の車両では電圧や電流をモニターするメーターもありませんので、後付け用品で電圧をモニターできていたことが幸いでした。