FIAT デュカト(250)のご入庫
ご用命は、デュアロジックフルードとトランスミッションオイルの交換です。
正規では輸入されていないこちらのお車、欧州では商用車として様々に利用されているのですが、日本へはキャンピングカーのベース車両として使用されていることが多いようです。
FF駆動の2.3Lディーゼルエンジン搭載車両です。
デュアロジックはFIAT500にも使用されているものと基本的な構造は同じAMTと呼ばれる6速ミッションとなっています。
デュアロジックはマニュアルトランスミッションからの派生モデルになりミッション本体は基本的にはマニュアルミッションと同様の仕組みになっており、クラッチやシフト操作をデュアロジックが操作する構造になっています。
まずはデュアロジックの作動油であるフルード交換を行います。
タンクがありその中のフルードを交換していきます。
このデュアロジックはクラッチ油圧系統が別系統なのが500と違うところです。
次にミッション本体のオイルを交換します。
最後に診断機を使いキャリブレーションを行い終了です。
よくどれくらいのサイクルでオイル(フルード)を交換したらよいかという質問を受けるのですがミッション本体は従来の歯車が並んでいる構造で鉄粉も出ますので4万kmを目安でやっていただきたいです。
デュアロジックフルードの関してもやはり高圧作動させかつ使用量も少なくフルードのとっては過酷な環境ですのでミッション同様4万kmまでには交換したほうがよさそうです。
今回のお車はまだ新しい車両でしたので問題ありませんでしたが経年的に性能低下をおこすアキュムレーターも油圧作動させるデュアロジックのカナメともいえる部品ですので定期的なチェックが必要です。
※現在、工場のスペースの都合上 新規でのキャンピングカーの受け入れは行っておりません。