BMW 318i (E46)のご入庫
定期的に行っているオートマチックトランスミッションフルード(ATF)のご依頼を受けました。
お客様、愛車のメンテナンスはしっかり行っていてATFも定期的に何回か行っております。
当店でも4万km台、9万km台と行ってきていますが今回は13万km台でのお取替えです。
始めの一回目はオイルパンを外して内部ストレーナーも交換しての交換、2回目はフルードのみの交換でした。
今回は前回フルードのみでしたのでオイルパンを開けて内部ストレーナーもあわせて交換を行います。
いつも通りフルードを抜き取ってオイルパンを外します、定期的に交換しているので透明度もあり綺麗そうですね。
定期的の交換していますので激しく汚れてはいませんがやはり鉄粉などはありますので綺麗に清掃を行います。
使用するフルードはNUTEC ZZ52です。
低粘度タイプで性能と価格のバランスが良いのでお勧めのフルードです。
どんなに交換をしていても部品は摩耗していきますのでフルード性能をさらに上げる目的で添加剤も入れます。
NUTEC NC-60
フルード性能をさらに向上させるだけでなく、フルード漏れを予防する性能もありますので期待します。
最後にフルードレベルの調整ですがオーバーフローで調整するタイプでフルード温度を正確に合わせた状態で合わせなければいけません。
最近の車両は調整温度が比較的低く常温近くで設定していますので、外気温が高い場合などは冷まさなければなりません。
あまりにも外気温が高い場合は一晩お預かり後、朝一の冷めている状態で調整なんてこともざらですので、気温の低い冬場の交換をお勧めします。
走行距離が伸びた車両はATF交換を行うと壊れるなど囁かれていますが、このようにしっかりした交換を行えばそのようなことはあまり起きないのではないでしょうか。
ミッションフルード交換は、個人的な考え方の相違もありますのでこのような事例も参考にしてみてください。