スズキ MRワゴン(MF33)のご入庫
ご用命は、”止まっているときなどにキュキュと金属音がして気になる”とのこと
この手の異音は、エンジンとつながっているマフラーパイプや遮熱板からすることが多いので点検を進めます。
マフラーパイプを触ると異音の質が変わるのでやはりマフラー関連の可能性が濃厚です。
異音のするところを探っていくと原因がわかりました!
ここはエンジンから出ている排気マフラーの始まりのエキゾーストマニホールド(触媒一体)の下側です。
パッと見てもわからないと思いますがよく見てみるとエキゾーストマニホールドを支えるステイが綺麗に割れてしまっています。
外してみると・・・
振動で割れてしまったのでしょう、破断面がこすれることで異音を発生させていたのが原因でした。
破断の原因は、設計の問題でここに力が多く加わったことだと思います、走行距離も10万kmを超えていたので仕方がないでしょう。
このように支えている箇所は何カ所かあるのですが、そのうちの一カ所でも壊れれば他の支えているところに負担が掛かり次にそこが壊れてしまいます。
今まで無かった異音を感じた際は早めに点検を受けることで二次被害を防ぐことが出来ます。