ニッサン エルグランド(E51)のご入庫
ご用命は、”エアコンを入れると変な音がする”との事
確かにエアコンスイッチをONするとゴロゴロと異音が室内にまで響いて聞こえます。
点検をしてみるとエアコンのコンプレッサーからの異音を確認することが出来ました。
このコンプレッサーは、プーリーに電磁クラッチを使用しているのでOFF時はプーリーだけが空回りします。
ONしたときはクラッチがつながることでコンプレッサー本体が回りだしてエアコンガスを圧縮する仕組みになっています。
ONの時のみの異音ですのでコンプレッサー本体内部の故障が原因です。
放っておくとコンプレッサーが焼き付いたりして他の部分も破損させてしまうなんてことにもなりかねません。
エアコンコンプレッサーとレシーバタンクを新品に交換します。
最後に真空引きを行い故障予防とコンプレッサー負荷低減を目的としてNUTEC NC-200(エアコンコンプブースト)も補充します。
エステルをベースとした添加剤で、フリクションロスを低減させることが出来ます。当然負荷が低減しますので故障予防にも有効です。
10万kmを過ぎたあたりからこのような故障に見舞われることも多くなります、今まで聞こえていなかった音や振動など感じた場合はお早めに点検を受けるようにしてください。