こんにちは増高自動車です。
当社のお池にスイレンの花がきれいに咲きました。
暖かくなり金魚たちも元気です。
本日は、平成3年式 日産 フィガロのご入庫です、オーナーのK様ありがとう御座います。
この車、若い方ですと良く知らない人増えていると思いますが、バブル景気のころ日産が出したパイクカー の中の一台です。
今でも、根強い人気で街中でよく見かけますね。
こちらのお車も、オーナー様に大事にされている一台です。
今回は、走行中エンジンが止まってしまい、それきり掛からなくなってしまったという不具合です。
早速点検です。
コンピュータのLEDの点滅で故障コードを読み出します。
緑と赤のLEDの点滅回数で故障コードを読み出すことができます。
コード21 点火信号系統を拾っています。確かにスパークプラグに火花が出ていません。
スパークプラグに火花を飛ばす為のセンサーからの信号とコンピューターからの出力信号を点検したところ異常ありません。
ということはイグニッションコイルか、コイルのスイッチの役割をするパワートランジスタの不良が考えられます。
左の大きいのがイグニッションコイル、右の小さいのがパワートランジスタ
イグニッションコイルは異常ありません、しかしパワートランジスタは、サーキットテスターで測定してみると正常な値が出ません。
しかも
中央が内側から溶けて盛り上がっています。
どうやらパワートランジスタの内部不良のようです。
パワートランジスタを交換して無事エンジン始動することができました。
20年以上前の車 他に悪いところが無いか点検しておきます。
やっぱり ありました。
スパークプラグへ火花を分配するディストリビューターキャップの中心がこれまた溶けてしまっています。
ディストリビューターキャップ(上)とローター(下) 左新 右旧
キャップの中心が溶けてしまっています。
新品ですとこのように飛び出ています。
ローターもかなり傷んでいます。
こちらの部品も、点火系統を担う重要な部品です!
今回交換したことで、また調子を取り戻したことでしょう!!
オーナー様 ますます愛車をかわいがってあげてくださいね。
ではまた